ウイスキーの日々(whiskydiary)

40過ぎのサラリーマンがお小遣いで買える範囲のウイスキーについて情報を発信しています。お勧めのウイスキーやウイスキーにあうおつまみ、ウイスキーグッズなど紹介しております。ウイスキーの本場、スコットランドにいつか行ってみたいと妄想してますが、夢が叶うのか。。。

オロロソシェリー樽とペドロヒメネスシェリー樽で熟成したグレンドロナック12年(Glen Dronach distillery)

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約1年ぶりにブログを更新しましたが、更新した内容がパソコンの話でしたのでここからはいつものウイスキーの話でブログを頑張っていこうと思いますので宜しくお願いいたします。

ブログは書いてませんがお酒(ウイスキー)だけはほぼ毎日飲んでいた(吞んだくれていた)ので、だいぶストックがたまっています(笑)。




久方ぶりの更新ですので約1年貯めていたネタ(ウイスキー)でどれがいいだろう?と考えた結果、今回はグレンドロナック12年(Glen Dronach distillery)にしたいと思います。

最初に飲んだのは4年ぐらい前だと思いますがBarでお勧めされて飲んだのが最初だったと思います。まだBar初心者だった私はロックで飲んでみて「甘っ」と思った記憶が残ってます。3,000円台で購入できればお買い得と思っているウイスキーですが、ここ最近は4,000円を超えてますので人気のあるウイスキーだろうな、と思ってます。

いつもの拙い文書ですが、しばしお付き合いください。






グレンドロナック蒸留所(GLEN DRONACH distillery)について

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「グレンドロナック」は、1826年に創業したシングルモルトスコッチウイスキーです。「グレンドロナック」とはゲール語で、「ブラックベリーの谷」を意味します。グレン=谷は多くのスコッチウイスキーで命名されている名前ですね。場所はスコットランドでもハイランドに位置します。


グレンドロナック蒸留所(Glen Dronach distillery)


ここ最近スーパーでもよく見かけるブレンデッドスコッチウイスキーで有名な「ティーチャーズ」のキーモルトとしても使われています。

長い歴史を持つグレンドロナック蒸溜所では近年まで伝統製法に拘ったウイスキー作りをされていました。
Comment 〇1996年まではフロアモルティングで製麦
〇2005年まで石炭による直火焚きで蒸溜


フロアモルティングは有名どころでは「ボウモア」や「スプリングバンク」、「ベンリアック」などが今も実施しています。

石炭による直火焚きはなんと日本でも実施していて「ニッカウイスキー余市蒸留所」が今も石炭で蒸留しています。私も数年前に余市蒸留所で実際に石炭を蒸留窯に入れる作業を見たことがあります。

ニッカウイスキー余市工場に行った際のブログ記事がありますのでご興味がある方は以下リンクからどうぞ!。

Link
『ニッカ余市工場見学 その4(余市工場見学ツアー参加②)』のブログはこちらをご参照ください。https://whiskydiary.com/blog-entry-62.html



グレンドロナックの種類について

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グレンドロナックは日本ではアサヒビールさんが販売されています。またAmazonでは定番商品以外にも並行輸入品やアサヒビールさんで取り扱っていない種類のウイスキーも購入できます。

Link
『グレンドロナック(アサヒビールHP)』https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/scotch/glendronach/
グレンドロナックの定番商品の種類を下記に記載しております。
  • グレンドロナック 12年
  • グレンドロナック 18年
  • グレンドロナック 21年
  • グレンドロナック 15年
  • グレンドロナック トラディショナリーピーテッド

グレンドロナックの特徴といえばシェリー樽での熟成だと思います。12年は辛口のオロロソと極甘口のペドロヒメネスを熟成したヨーロピアンオークのシェリー樽のみを使用したウイスキーで色も濃い琥珀色で甘く果実味のある風味はシェリー樽熟成の特徴がでています。

18年はヨーロピアンオークのオロロソシェリー樽100%で熟成されたウイスキー原酒を使用しています。こちらはまだ飲んだことがないのでいつか(お金がたまれば)飲んでみたいですね。



まずはストレートで

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それでは早速ストレートで頂いてみます。

色は赤身が強い濃い目の琥珀色です。毎回思いますが香りと色の表現って難しいですね。毎回同じような表現になってしまいます。本当はウイスキー毎に微妙に違うはずですが、うまく表現できないですね。

香りは甘いフルーツ系の香りが立ち上ってきます。その後、少しスパイシーな香りもあり単純に甘いだけのウイスキーではないですね。


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口に含むとビターチョコとブドウの甘みや少しですが酸味も感じられます。

フルティーさとビターチョコの甘さに合わせてスパイシーさも加わり複雑な印象です。

加水するとフルティーさとハチミツのような甘さが際立ちます。個人的には加水したほうが好きですね。

ドライフルーツやチョコレートなどがおつまみとしては相性が良さそうです。今度試してみたいと思います。



次にハイボール

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次に私の大好きなハイボールで頂いてみます。ウイスキーと炭酸は1:3.5ぐらいでしょうか。毎回氷が歪ですが気にしないでください。なるべく透明な氷を作ろうと日々、氷づくりに勤しんでおります。

Link

ハイボールだと甘い香りはほどほどに樽香がストレートより強く上がってきます。ただし、スパイシーさは無くなり、ストレートで感じた複雑さはありません。

ハイボールでも美味しいですが、熱い夏にグビグビという感じでもなく、食事に合わせてゴクゴクという感じでもないのでちょっとしたカクテル感覚で楽しんでみた方が良さそうです。

ちょっと贅沢なハイボールとして頂いてみるのは如何でしょうか。



最後にロックで

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大き目の氷を入れて20回ぐらいステアして頂いてみました。

ステアしている最中は甘いフルティーな香りとワインにも似た甘さとスパイシーさな香りが立ち上ってきてストレートで感じた香りよりも甘さが引き立っている印象です。

最初はフルティーさがありますが加水されていくごとに味わいに変化があり、樽香やスパイシーな香りと一緒に味わうことができます。

ロックだとフルティーからスパイシーまでシェリー樽熟成というものがどんな感じなのか?がわかりやくし現れるのでお勧めの飲み方だと思います。



まとめ

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最初に飲んだ4年ぐらい前だとロックを飲んで「甘っ」と思ったウイスキーですが再度飲んでみるとまた違った印象を持つことができました。

シェリー樽で後熟した商品は色々と出ていますが、シェリー樽熟成のウイスキーでこの一本は外せないと思います。あとは価格がもう少し落ち着いてくれればうれしい今日この頃です。


簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
香り
Fruity 4
ボディ
Rich 4
コスパ
Cost 2
お勧め
Rec 4



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