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サントリー白州蒸溜所ツアー(有料)で貴重な白州原酒を試飲してきました。

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前回のブログでは「白州蒸溜所ツアー(有料)」の工場見学の内容についてブログにアップ致しました。

今回は「白州蒸溜所ツアー(有料)」に含まれています「モルトウイスキー原酒のテイスティング」についてご紹介します。参加費用は1,000円必要ですが、正直な感想としては「安い」です。ウイスキー好きな方も初めてウイスキーを飲まれる方もきっと楽しめる内容だと思います。

【白州蒸溜所ツアー(有料)】の他にも【THE STORY OF HAKUSHU ~シングルモルトウイスキー白州の物語~(有料)】【白州森香るハイボール体験(有料・製造工程見学なし)】などウイスキーを愉しむためのツアーがありますので、ツアーに参加してウイスキーの魅力にハマってほしいと思います。

今回、朝10:00の「白州蒸溜所ツアー(有料)」に参加しましたが、10:40ぐらいからウイスキーのテイスティング開始です。午前中からウイスキーが飲めるなんて幸せ!!








白州蒸留所見学について

今回参加した「白州蒸溜所ツアー(有料)」は所要時間、約80分のツアーとなります。

通常は10:30から初回ツアーのスタートですが、ゴールデンウイーク中は10:00からスタートの日がありましたのでこちらに参加致しました。蒸留所見学の内容については下記をご参照ください。

※参照:「ニッカ余市蒸留所旅行記」の記事はhttps://whiskydiary.com/blog-entry-56.html

※参照:「サントリー白州蒸留所見学ツアー」の記事はhttps://whiskydiary.com/blog-entry-115.html

蒸留所見学が終わると試飲タイムです。蒸留所からバスで移動し、会場に向かいます。今回はいつもと違う場所での開催らしく、ちょっとわくわくしています。


テイスティング会場

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試飲会場ですが、ガイドさんから「10時と11時の方はいつもと別の場所での試飲会場となりますのでこちらに来てください」と少し違う場所に案内されました。

ホワイトテラスから横断歩道を渡った先にある会館に案内されたのですが、中に入るとサントリーウイスキー白州のボトルがライトアップされています。2階に上がるように案内され、2階に上がると少し年季の入ったポットスチルが左右5台づつ並んでいます。

ポットスチルの間の通路を通って試飲会場に入ります。こちらは少し年季の入ったポットスチルばかりで現在は稼働していないようです。通常の試飲会場とは違いので貴重な体験ができました。




テイスティングメニュー

ポットスチルの間を通り会場に入ります。係の方が一組ごとに席に案内してくれます。私は一人なので一人席に案内されました。隣の座席は一つ空いて着席します。

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席にはすでに試飲用の各種ウイスキーがスタンバイされています。
今回の試飲メニューは以下となります。

  • ホワイトオーク樽原酒(15ml)
  • ライトリーピーテッド原酒(15ml)
  • 白州(15ml)
  • 白州ハイボール用(30ml)

上記4種類の試飲ウイスキーに合わせて、加水用のお水、ハイボール用の炭酸水と氷、ステア用のマドラー、そしておつまみが用意されています。
おつまみは籐のかごに燻製とアーモンドなどのナッツ、そしてチョコレートが準備されています。

私は貧乏性なのでおつまみはその場で食べずに持って帰りました。(そして奥さんと子供たちに食べられました。。。orz)

ガイドさんの説明を聞きながらテイスティングを開始します。




テイスティング

ここからウイスキー白州の原酒と白州NA(ノンエージ)のテイスティングです。
せっかくなので一つ一つ写真を交えて説明したいと思います。


ホワイトオーク樽原酒

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まずは「ホワイトオーク樽原酒」です。
色は黄金色香りは青りんご、バニラ、そして小麦の香りが漂います。

口をつけるとすこしアルコールの刺激があります。熟成はそこまで進んでいないと思いますが、若くフレッシュな青りんごの香りがハイボールによく合うんでしょうね。とても爽快な香りと味わいです。余韻は長くありません。


ライトリーピーテッド原酒

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次に頂いたのは「ライトリーピーテッド原酒」です。
色は薄い黄金色、香りはかなり薄めのスモーキーな香りと草を思わせる香りが続きます。

口をつけるとこちらもすこしアルコールの刺激があります。まだ若い原酒だと思いますが、個人的にはこの味はとても好きな味です。

個人的には「ライトリーピーテッド原酒」のほうが好きな香りですね。スモーキーな香りの中に柑橘系の香りもあり、とてもフレッシュな印象です。これだけで売っていても個人的に購入したいお酒ですね。


白州

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そして今回のメイン「白州」です。

色は明るい黄金色、香りはフレッシュな柑橘系の香りとちょっとだけミント(草といったほうがいいのでしょうか)、あとで少しだけスモーキーな香りがほんの少しだけ広がります。

味わいは柑橘系のフレッシュで爽快な味わいで余韻はほとんどありません。とてもライトなウイスキーだと思います。

自宅にも正月に購入した白州NAがありますが、開栓した時間が経ったので香りは落ち着いていました。やっぱり、白州NAは早く呑んだほうがよさそうですね。この爽快感を忘れてはいけません。


テイスティングノート

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原酒2種類と白州NAをストレートで頂きながらテイスティングについても解説して頂きました。
上記の写真では「ウイスキーの代表的な香り」について図で示したものです。香り表現は簡潔に纏められていて初心者でもわかりやすい説明だと感じました。(それでも2,3点分からない香りの表現がありますが)。

写真だとわかりづらいので下記表にまとめてみました。
ピートの香り スモーキー
フェノール様
エステルの香り フラグラント
フルティー
酢酸エチル
穀物の香り トースト様
クックドマッシュ
トウモロコシ
モルトエキス
酵母の香り イースティー
海草様
乳製品の香り クリーミー
ファッティ
ツーズ様
ハーバル(草様) 干し草
リーフィ
スパイス様
甘い感じ バニラ香
蜂蜜香
樽の香り ウッディ
シェリー樽の香り
熟成した木香


表を眺めてみると「クックドマッシュ」とか「ファッティ」とか聞きなれない表現があります。まだまだ勉強不足だと思いますので、ウイスキーの香りの表現についても勉強したいと思います。


白州ハイボールの作り方

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ここまでは原酒2種類と白州NAをストレートで頂きます。
最後に白州ハイボールの作り方をガイドの方からレクチャー頂きました。

私も晩酌は毎日ハイボールですが、きちんと作るハイボールはここまでうまいのか!!(会場の雰囲気もありますが)と体感できるハイボールづくりでした。こちらは次に続き続きます。


白州ハイボール

最後に白州ハイボールの作り方をレクチャー頂きます。

自宅で作るときはあまり気にしませんが、ハイボールを作る際に注意点があるそうです。
ざっくりと説明すると、

  • ①グラスに氷をたっぷり入れます。
  • ②白州を適量(今回は30ml)注ぎ、マドラーでかき混ぜます。
  • ③きりっと冷えたソーダを氷にあてないように注ぎます。
  • ④炭酸ガスが逃げないようマドラーでタテに一回まぜます。
  • ⑤ミントの葉を1枚叩いて入れます。

他のWebなどは「①グラスに氷をたっぷり」の後にグラスを冷やすために20回程度、氷をステアしてグラスを冷やす場合もありますが、白州蒸留所での説明ではグラスを冷やす動作はなかったです。ここは人それぞれの感覚で実施するしないを判断しても良いと思います。

氷をグラスたっぷりに入れる理由は氷が解けて上下に動いしまうと氷の動作で炭酸が抜けてしまうことを防止するためだそうです。ちょっと勉強になりました。


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ミントの葉を叩く場合もコツがあります。手のひらでそのまま直接叩いてしまうとミントの葉っぱが崩れ、香りが損なわれてしまうので、手のひらを丸くして直接叩くのではなく、空気で叩くのが良いそうですです。

手のひらを丸くして空気で叩いただけですが、ミントの香りは十分に漂ってきます。このミントを白州ハイボールの上に乗せて「白州ハイボール」の完成です。

出来立てのハイボールを頂くとミントの爽快な香りの後に白州の柑橘系の香りが鼻を擽ります。正直、ミントの葉っぱっていらないんじゃ・・・と思ってましたが、素晴らしい香りです。考えた人は天才ですね。

白州ハイボールは賞味1分程度で飲み干してしまいました。ウイスキーを初めて飲む方ほど、ここで白州ハイボールを飲んでいただきたいですね。必ずウイスキーが好きになると思います。


まとめ

白州蒸留所に行くまでは九州からだと、それなりの準備が必要ですが、家族の理解があり、ここに来ることができました。

ゴールデンウイークに「白州蒸溜所ツアー(有料)」に参加することができたことは非常に良い体験だったと思いますので私のわがままに付き合ってくれた家族みんなに感謝いたします。


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ニッカ余市蒸留所もサントリー白州蒸留所も実際に行ってみて、体験することで作り手の思いが良く分かり、益々、ウイスキーが好きになりました。

そして、格安で年代物のウイスキーが飲めるのもいいですね~。(こちらが本音かもしれません)。

白州蒸留所のブログ作成2本でトータル8時間ぐらいかかりました。しかし、この時間も思い出を振り返る貴重な時間でしたので、とても楽しかったですね。

また機会があればどこかの蒸留所に伺い、ウイスキーについて勉強したいと思います。
ハイボールを4杯飲みながらこのブログを締めたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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