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限定販売「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」 余市ヘビーピートモルト原酒と宮城峡カフェグレーン原酒をブレンドした期待大のウイスキー

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whiskydiary



2019年5月末、実は個人的に楽しみにしていたことがあります。

2019年5月28日。この日は「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」発売日です。

実はこの発売日の2か月前からAmazonで「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」が予約販売されていたので予約ボタンをポチリ。ずっとこの日を待っていました。

しかし、5月28日になっても配送にはならず、5月28日~6月1日の間に配送しますの状態。ツイッターでは5月26日から酒屋さんでも販売されていたらしく、早めにゲットできた方も多数いらっしゃったようです。

じっと我慢しておりましたら5月30日に配送開始。5月31日にやっと手元に届きました。

待ちに待った早速、「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」。早速、開栓して頂いてみます!!!




  • 6 まとめ


  • ブラックニッカ限定商品について

    P_20190601_173511_R.jpg

    今回ご紹介する「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」ですが、定番商品であるブラックニッカブランドの限定商品です。

    数年前からブラックニッカブランドの限定商品がでていますので少しご紹介します。
    • ブラックニッカディープブレンドエクストラスイート
    • ブラックニッカアロマティック
    • ブラックニッカクロスオーバー
    • ブラックニッカブレンダーズスピリット
    • ブラックニッカリッチブレンドエクストラシェリー


    名前から分かるのですが「ブラックニッカディープブレンド」「ブラックニッカリッチブレンド」の2種類から限定商品がでています。

    他に缶ハイボールの限定商品などもありますが、今回は割愛します。

    なんだかんだ、全部飲んでいたので個人的な評価もあわせて下記に記載してみます。



    ※商品名をクリックするとAmazonにリンクしています。
    画像  製品名  評価                 
    ブラックニッカディープブレンドエクストラスイート 
    香り
    Fruity 2
    ボディ
    Rich 3
    コスパ
    Cost 3
    ブラックニッカアロマティック 
    香り
    Fruity 4
    ボディ
    Rich 3
    コスパ
    Cost 4
    ブラックニッカクロスオーバー 
    香り
    Smoky 3
    ボディ
    Rich 4
    コスパ
    Cost 4
    ブラックニッカブレンダーズスピリット 
    香り
    Smoky 3
    ボディ
    Rich 5
    コスパ
    Cost 5
    ブラックニッカリッチブレンドエクストラシェリー 
    香り
    Fruity 3
    ボディ
    Light 3
    コスパ
    Cost 4



    如何でしょうか。個人的にはコスパは間違いなく「ブラックニッカブレンダーズスピリット」だと思います。ただし、プレミア価格が付いてますので実売7,000~8,000円程度の価格です。また、2016年版は更に高額な金額でしか購入できませんので、定価2,500円で見つけたら即買いでしょう。

    次にお勧めするのは「ブラックニッカアロマティック」ですね。こちらは甘いフルーティーな香りがあり、ロックでもハイボールでも美味しく頂けます。まだ、たまにスーパーにも売ってますので、お勧めしたい一品です。

    「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」ですが、余市のヘビーピートモルト原酒も使用されてますので、ライトピートなウイスキー好きな私にはとても興味のある商品です。


    ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズについて

    P_20190601_173253_R.jpg

    ニッカHPには、ブラックニッカ ディープブレンドの、心地よくビターな余韻をさらに際立たせるために、ピート(草炭)を強く焚きしめたモルトを使い、熟成を重ねた余市ヘビーピートモルト原酒を使用。

    ※ニッカウイスキーのHPはこちら

    P_20190601_173308_R.jpg

    日本海を臨む余市蒸溜所で長い年月を過ごしたこの原酒を採用することで、やわらかな燻香と樽のビターの後に、ほのかな潮風のような余韻があらわれます。

    そして、バーボン樽で熟成を重ねたカフェグレーンをブレンド。

    クリーミーな甘さと微かな樽のスパイシーさが、全体のバランスを整えました。

    説明を見ると余市ヘビーピートモルト原酒を使用し、ピートの効いた香りが楽しめそうです。これは期待が膨らみます。




    価格はオープン価格(参考小売価格:2,000円 ※消費税別)。実売は安い販売店だと1,780円(税別)がネット上ではでています。

    予定数量数は10,000ケースです。
    ブラックニッカブランド全体の販売数は、379万ケースですので如何に限定数量が少ないのか、が分かります

    ちなみにスコッチで有名なジョニーウォーカーは全世界で1,880万ケースを販売しています。それだけのウイスキーを安定供給できることが驚愕です。


    ニッカウイスキーHPのテイスティングノートによると、

    • 香り:やわらかなピート香とウッディな新樽の香り
    • 味わい:甘さの中に感じる樽由来のスパイシーさとほのかなスモーキーさ
    • 余韻:香ばしいピート香と樽のビターさその後に現れるソルティなピートの余韻

    ウイスキーの深みと繊細さを兼ね備えた豊かさを楽しみたいと思います。


    まずはストレートで

    P_20190601_173455_R.jpg

    まずは「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」をストレートで頂いてみます。飲みすぎると味が分からなくなるのでハーフショットで頂きます。

    キャップはスクリュータイプでアルミキャップです。ブラックニッカのラインアップなのでコルクではないですよね。

    P_20190601_173525_R.jpg

    色は黄色が強い琥珀色。ビン自体にも少し色が入っているのでビンに入ったウイスキーを見るとアンバー色ですが、実際にグラスに注ぐとそこまで濃い色ではありません。

    香りは最初にアルコールのツーンとくる刺激があり、若い原酒が多いのかな?と思いました。その後、余市と思われるピートの効いた香りが続きます。

    もう少し余市を感じるピート香が強いのかと思っていましたが、後からほのかに香るぐらいの程度です。

    味についてですが、実際に口に含んでみると、ディープブレンドの持つビターな余韻、そしてバニラのような甘さ、そのあとに鼻を抜けるスモーキーな香りがあり、甘さの中にスパイシーさも感じることができ、複雑な味わいです。

    余韻も長く 香ばしいピート香と樽のビターさ、バニラの香りと、その後に現れるスパイシーさとソルティーなピートが残り、甘さと辛さのバランスは絶妙。

    最初のアルコールの刺激が強い部分が気になりますが、ディープブレンドよりピート香が強く、味わい深い印象ですね。


    テイスティングノートとして表現される「ウイスキーの代表的な香り」って色々在りすぎて難しいので、以前、個人的に纏めた香りの表現一覧を再度記載しておきます。ご参考になれば幸いです。

    「ウイスキーの代表的な香り」テイスティングノート(@mokenzy版)
    ピートの香り スモーキー
    フェノール
    エステルの香り フルティー
    フレグラント(花)
    穀物の香り モルト(麦芽)
    トウモロコシ
    酵母の香り イースティー(パンの発酵)
    海草
    乳製品の香り クリーミー
    チーズ
    ハーバル(草様) 干し草
    スパイシー
    甘い感じ バニラ香
    蜂蜜香
    樽の香り ウッディ
    シェリー樽の香り


    ※参照:サントリー白州工場での「テイスティングノート」はこちらをご参照ください。https://whiskydiary.com/blog-entry-116.html


    次にハイボール

    P_20190601_174137_R.jpg

    ストレートハーフに続いてハイボールでも頂いてみます。

    ニッカHPには1:2のかなり濃いめ(水割り?)な分量でのハイボールをお勧めしています。

    私はいつも薄めのハイボールを好んで飲んでおりますが、今回は1:3で頂いてみます。


    P_20190601_174132_R.jpg

    ハイボールにすることでアルコールの刺激と余市のピート感が際立ち、香りはピート香が続きます。

    一口飲んでみると、ボディーのあるウイスキーなので、グビグビと行くタイプのハイボールではなさそうです。

    濃いめのハイボールということもありますが、ハイボールでも余韻を愉しむウイスキーだと思います。ピート香からグレンウイスキーの甘さも感じ、一口づつに味わいが変わります。

    P_20190601_174159_R.jpg

    ロックをお勧めしていますが、濃いめのハイボールでもゆっくりと味わいながら頂けるウイスキーだと思いますので、これからの季節、ハイボールでゆっくりとした夜を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。


    最後にロックで

    P_20190601_181816_R.jpg

    ニッカウイスキーさんの紹介ページではロックかストレートをお勧めしています。

    折角なので、ストレート → ハイボール → ロック と続けて頂いてみます。

    P_20190601_181901_R.jpg

    ロックはグラスも変えたほうがいいかな~と思い、お気に入りのグラス「Wired Beans(ワイヤードビーンズ) 生涯を添い遂げるグラス」で頂きます。



    丸氷にワンショット30mlを注ぎます。

    色は濃い目の黄金色。10回ほどストアして少し冷やします。

    香りはストレートに比べて落ち着いています。アルコールやピート香りも抑えられてますので、スモーキーな香りが苦手な方でも入りやすいウイスキーだと思います。

    P_20190601_182009_R.jpg

    味わいは加水されたことで甘みが強くなった印象です。グレーンウイスキーの優しい甘さの後にスパイシーな味わいが続きます。

    30分ほど時間が経った後でも優しい甘さは残っています。ただし、スモーキーな香りやスパイシーな味わいが無くなり、優しいウイスキーに変化しています。

    ニッカさんの狙いはゆっくり飲んでも味わいがあることがお勧めしている理由なんでしょうか。


    まとめ

    P_20190601_181816_R.jpg

    ストレート → ハイボール → ロック と頂いてみましたが、ロックでチビチビゆっくり飲むのがしっくり来ました。

    ただ、ピートを感じる香りがもう少し強いほうが個性があってよかったかな、、、と個人的に思った次第です。

    通常の「ブラックニッカ ディープブレンド」が1,200円程度で購入できるので、価格を考えると毎日の晩酌だと「ブラックニッカ ディープブレンド」に軍配が上がります。

    少し気分をリフレッシュしたい場合、「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」をロックグラスに注いで、息抜きするのがよさそうです。

    開栓したので、次は少し日を置いて頂いたみたいと思います。また違った表情が見れるのを期待して今日は風呂に入って寝ます。※すでにストレートx1、ハイボールx3、ロックx2でベロベロです。


    簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
    香り(Smoky or Fruity)
    Smoky 2
    ボディ(Full or Light)
    Full 3
    コスパ(Cost performance)
    Cost 3
    お勧め(Recommend)
    Rec 3



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