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「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao」世界5大ウイスキーの特徴を感じ、それぞれの魅力をストレート、ハイボール、ロックで愉しんでみよう!

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whiskydiary



2019年1月10日、サントリーより「2019年4月16日(火) SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(アオ)発売」のプレス発表がありました。

サントリーグループは、世界5大ウイスキーの産地すべてに蒸溜所を所有しているため、日本国内にも色々な銘柄のウイスキーを目にすることが多くなりました。

サントリーは世界5大ウイスキー産地の自社蒸溜所でつくられた原酒のみをブレンドした世界初のウイスキー、SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」を創り、今回大々的に発表されました。

日本でウイスキー作りが始まって、もうすぐ一世紀が経とうとしています。

世界5大ウイスキーをブレンドしたウイスキーなんて、サントリーしかできないことでしょうから、これは是非飲んで愉しみたいと思います。




  • 6 まとめ


  • SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao購入まで

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    「世界と日本をつなぐ」というイメージ。サントリーHPに記載がありました。

    「世界5大ウイスキー」の原酒をブレンドしたウイスキーを創るというコンセプトもすごいですが、HPやコマーシャルなどもかなり力の入ったウイスキーだと感じます。

    綾野剛さんを起用した約5分のCM(動画)も見ごたえ十分で、「世界5大ウイスキー」の存在感を伝えています。お時間があれば是非、碧Aoの動画も見てください。




    さて、SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」ですが、発売してからしばらくはお店で見ることも無く、Amazonでの取り扱いも無く、サントリーHPでも売り切れですでに物が無く、どこにも無い !!

    しばらく待ってみると、Amazonや楽天市場にポツポツと出品されていますが、定価5,000円(税込み5,400円)を大幅に超えるプレ値での販売ばかりが目につきます。

    プレ値では購入したくないので、ここはゴールデンウイークに行く、「サントリー白州蒸留所」に行けば売ってるかも?という淡い期待を持って、しばらく待つことにしました。

    ※参照:「サントリー白州蒸留所見学ツアー」の記事はhttps://whiskydiary.com/blog-entry-115.html




    「サントリー白州蒸留所」に付き、足早にお土産品売り場に伺いました。
    なんと、数人の方がすでにSUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」を持ってレジに並んでいるではありませんか!!

    売り場を見渡してみましたが、すでに「碧Ao」は見当たらず。店員さんに聞いてみると、先ほどの方で売り切れたみたいですね。入荷は未定です。との返事が。

    入場20人目ぐらいだと思いましたが、間に合わず。。。

    ここでも購入することができず、帰路に就きました。

    が、このような場面で期待に応えてくれるのが西友さん
    ゴールデンウイーク真っ只中の2019年5月4日。
    24時間の店舗に、朝10時過ぎにお家の買い物がてらにお酒コーナによると、、、、

    ありました!!!

    SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」が!!。
    箱付きで5,400円(税込み)

    ここでやっと「碧Ao」をゲットできました。


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    西友さんって、たまにサントリーの「山崎NA」、「白州NA」、「響JH」が売っています。
    ニッカ「余市NA」、「宮城峡NA」も高頻度で売っているので、良くお酒売り場に足を運んでいたんですね~。

    やっとの思いで「碧Ao」をゲットできました。(この時点では奥様にはナイショです)


    世界5大ウイスキーそれぞれの魅力

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    SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」はなんと言っても「世界5大ウイスキー」をブレンドしていることです。

    「世界5大ウイスキー」って何だろう?と思われる方に、下記にまずは5大ウイスキーにの名称を記載しておりますのでご参考ください。

    • IRISH WHISKEY(アイリシュウイスキー)※1
    • SCOTCH WHISKY(スコッチウイスキー)
    • JAPANESE WHISKY(ジャパニーズウイスキー)
    • AMERICAN WHISKY(BOURBON WHISKEY)(アメリカンウイスキー)※1
    • CANADIAN WHISKY(カナディアンウイスキー)
       ※1・・・アイリッシュとバーボンはWHISKEYと表記します。


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    「碧Ao」を構成する原酒は世界の蒸溜所から。というフレーズがサントリーのHPにも記載があります。

    「碧Ao」を構成する原酒の蒸溜所についても下記に記載しておきますのでご参考までに。

    • クーリー蒸溜所(アイリシュウイスキー)
    • アードモア蒸溜所(スコッチウイスキー)
    • グレンギリー蒸溜所(スコッチウイスキー)
    • J山崎蒸溜所(ジャパニーズウイスキー)
    • J白州蒸溜所(ジャパニーズウイスキー)
    • ジムビーム クレアモント蒸溜所(アメリカンウイスキー)
    • アルバータ蒸溜所(カナディアンウイスキー)



    アイリッシュウイスキーのクーリー蒸留所は「カネマラ」という比較的ピートの効いたウイスキーを。スコッチウイスキーのアードモア蒸留所も「アードモア」というピートの効いたウイスキーを販売していますので、こちらの2種はスモーキーな部類だと思います。ジャパニーズの白州蒸溜所の「白州」もライトなスモーキーさがあり、上記2種と比べるとピート感は少ない多ですが、同じ部類だと思います。

    変わって、ジムビーム クレアモント蒸溜所は言わずと知れた「ジムビーム」。カナディアンウイスキーであるアルバータ蒸溜所は非常にライトな飲み口の「アルバータ」を提供しています。

    ※参照:「アルバータ」の記事はhttps://whiskydiary.com/blog-entry-103.html


    ここに、ジャパニーズウイスキーである、山崎蒸留所の「山崎」が加わり、甘さも追従する面白いウイスキーが出来上がっていると思います。


    まずはストレートで

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    2019年5月4日に買ってから約1か月。

    今まで開けようか、まだ開けまいか、迷っていましたが、もう一本、Amazonで定価で購入できたので、飲んじゃおうと思う、本日(2019年6月8日)開栓しました!!

    まずはストレートでと思い、ハーフショットで頂きます。

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    色は琥珀色。透明なウイスキーの瓶からも琥珀色の主張が良く分かります。

    次に香りですが、少しアルコールのツンとした感じがありますが、バニラの香りが立ち昇りそこまでイヤな感じではありません。ライ麦(パン)のような香ばしさもあり、ここはカナディアンウイスキーが主張している感じがします。

    もう少し、スモーキーな香りが立ち昇ってくると思っていましたが、そこまで主張がありません。竹鶴NAなどの比較的軽いスモーキフレーバーなウイスキーよりもスモーキな香りは薄い印象です。これはちょっと意外ですね。


    口当たりは少し刺激的。全体的に若い原酒が使用されているのでは?というぐらい少しアルコールのピリっと感がでています。

    味はバニラと穀物感があり、カナディアンの含有量の多さが感じられます(違ったらすいません)。

    余韻は長く、円やかでモルティな感じから最後にスモーキーさが含まれているという印象です。

    スモーキーな主張が思っていたより非常に少ない印象ですね。


    次にハイボール

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    次に私の大好きなハイボールで頂きます。

    今回もウイスキーと炭酸水を1:3で割ってみます。私の中では濃いめのハイボールですね。


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    個人的な主観ではありますが、ハイボールは多少、アルコールの刺激があるほうが美味しい、って思ってます。

    「碧Ao」も比較的若い原酒が使用されていると推測されますのでハイボールだと美味しく頂けそうです。

    予想通り、ハイボールだと最初にフルーティそして微かなスモーキーさが香り、こちらは面白い。

    飲んでみても甘さの後に微かなピート感があり、個人的には食前酒としてお願いしたいウイスキーですね。

    ハイボールだと柑橘系の香りもプラスするともっと飲みやすいと思いますので、オレンジピールを軽く絞って皮ごとハイボールにど~ん~と入れても美味しいと思います。

    この甘さの部分が山崎も少し担っているのかもしれませんが、私のバカ舌では判断できません。あしからず。。。


    最後にロックで

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    最後にロックで頂いてみます、こちらはワンショット30mlと丸氷で頂きます。

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    香りは最初はストレートと同様、アルコールのツンとした感じがありますが、バニラの香りが最初に立ち昇ります。

    加水されていくごとに味わいは甘さとスモーキーが続きます。なんとなく白州ピーテッド原酒も思わせるライトピートな感じが加水されてみると気が付きます。

    30分程度経ち、丸氷も半分程度になると、甘さが口の中に残り、ピート感は皆無。氷の解け具合で味に変化がありますので、ゆっくりとお酒を愉しむにはロックがお勧めですね。

    ワンショットを30分ぐらいでゆっくりと頂くと味の変化があり、楽しいと思います。


    まとめ

    碧Ao
    ※サントリーHPより出典

    SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」ですが春と秋に発売されます。製造予定本数は36万本と、比較的多い本数ですので、秋になると手元に入りやすいのでは?と思っています。

    現に今時点ではAmazonでも定価5,400(税込み)で販売されていますので、実は焦って買わなくてもよかったのは?と思う今日この頃です。

    世界5大ウイスキーをブレントしたウイスキーということで期待が大きかった半面、多少の期待外れ感も否めません。

    しかし、世界の7つの蒸留所のウイスキーを使用し、ちょうど100番目のサンプルでブレンドのベースとなるレシピが完成など、多大な時間と労力を使ってできたウイスキーには感服いたします。恐らく広告やCMなどの費用がかかるため、価格帯が5,000円(税別)となっていると思いますが、もう少し低価格に抑えられれば非常にうれしいウイスキーだと思います。


    私はこの「碧」という漢字(文字)に個人的な思い入れがありまして、できれば6~7年後に開けてみたいと思っていました。

    現在、2本入手できたので、1本は開栓して飲んでみて、残りは6~7年後の来るべき時に開けてみたいと考えています。

    また秋に第二弾の発売もあると思いますので、次の製品に違いがあれば是非購入したいと思います。


    簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
    香り(Smoky or Fruity)
    Fruity 2
    ボディ(Full or Light)
    Full 3
    コスパ(Cost performance)
    Cost 2
    お勧め(Recommend)
    Rec 3



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