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自宅で簡単にキッチンボールを使って透明な氷を作ってみよう(格安編)

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whiskydiary



九州北部地方も20日以上も遅れてジメジメとした梅雨が始まり、夏が待ち遠しい今日この頃です。

と、いいつつも暑がりな私は夏より冬の方が好きなので、できれば夏を超えて早く秋が来てほしいと願っております。

ただ、ハイボール好きの私としては夏はハイボール!!!。

どうせ飲むなら自宅でも美味しいハイボールが飲みたいと思い、昨年から夏になると自宅で透明な氷を作っていました。

ちょっと手間がかかるのですが、簡単に自宅で透明な氷を作ることができますので、本日は「透明な氷の作り方」についてご紹介します。

多少、手もかかることもありますが、自宅の水道水で「透明な氷」が作れますのでコスパは良いほうだと思っています。

では早速、作り方をご紹介します。






自宅の冷蔵庫で氷を作る

さて、透明な氷をどうやって作るのか?ですが、基本は通常の氷を作る手順と何ら変わりはありません。

違う点としては「大きなキッチンボール」に水を入れて凍らせる、という点に違いがあります。

なぜ、大きなキッチンボールを使用するかと言うと、透明な氷部分を多く取りたい、という理由からです。




透明な氷を作るにはいくつか方法があります。

下記に良く言われる「透明な氷の作り方」について記載していますので、まずはご参照ください。

  • できるだけミネラル分の少ない軟水を使う
  • 沸騰させる
  • -4℃~-10℃くらいの間の温度でゆっくり凍らせる
  • 途中で凍っていない部分の水を捨てる
  • 割り箸を製氷皿の下に置く(これもゆっくり凍らせるため)
如何でしょう。

毎回、氷を作るのにスーパーでミネラルウオータを買っくるか、水道水を煮沸させて冷ましてから氷にするか、ゆっくり凍らせるため、通常の冷凍庫の温度を上げて氷を作るか、、、。




ちょっと面倒臭いですよね。

実は氷ができる時、最初に凍る部分は不純物がないところから凍ります。

また、水の中に含まれる気泡(二酸化炭素など)が水の外に逃げ出せずに凍る事が白く濁った氷ができてしまう一因となっています。

ここがポイントですが、大きなキッチンボールに大量の水を入れると通常の冷凍庫(-18度)でも比較的ゆっくり凍ります。

また、最初に凍る不純物のない氷は使用する水も多いので、無色透明な氷の部分が多くできます。


煮沸したり、温度を上げたりするのは結構面倒ですので、「質より量」ということでキッチンボールで氷を作ることにしてみました。


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キッチンボールに水道水を入れて1日冷凍庫で凍らせてみました。

直径220mm、高さ100mmのキッチンボールですのでそれなりの大きさがあります。正直、冷凍庫に入れるとすっごい邪魔です。

皆さん、まずは冷凍庫のサイズに合わせてキッチンボールを選んでくださいね。


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凍った状態のキッチンボールの裏面に水を当てて、氷を取り出します。

そこそこ重いので(3kgぐらい)、取り出す際は落とさないように注意してください。


できた氷を割る

ここからがどちらかというと本題になります。

直径220mmのキッチンボールでできた巨大な氷から透明な氷を取り出していきます。




煮沸もしてませんし、ミネラルウオータでもない、ただの水道水を凍らせていますので、カルキなど不純物も多いです。

しかし、最初に凍る、キッチンボールの周辺部分は透明な氷ができており、真ん中に白い不純物や二酸化炭素が含まれた白い氷が固まります。

ゆっくり凍らせると、もっと、白い部分が少なくなり、中心に白い不純物が集まるのですが、通常の温度で凍らせていますので、多少、白い部分がまだらに広がっています。

また、実質タダで氷を作っているので多少の濁りは良しとしましょう。


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キッチンボールから取り出した氷から、白い不純物を含んだ氷を外していきます

普通ならアイスピックを使うところですが、私はアイスピックを持っていないので、たこ焼きの串を使って氷を砕いています。(結構危ないので皆さん注意)


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半円状の氷を真っ二つに割ります。

写真では分かりづらいですが、真ん中あたりに白く濁った氷ができています。端っこの部分は無色透明な氷ができています。


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一度、水で洗うと透明な部分と白く濁った部分がよく分かります。

白く濁った氷部分をたこ焼きピックで割っていきます。

昨年からこの方法で氷を作っていますが、何度か手にピックが刺さったことがありますので皆さんご注意ください。

もし、この方法で氷を作るのであればちゃんとしたアイスピックをご購入されることを推奨します。


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ある程度の大きさになりましたら、更に白く濁った氷を割っていきます。

白く濁った氷は割れやすいので、アイスピックで少しづつ削って透明な氷の部分だけを残していきます。


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ガリガリ白く濁った氷を削っていくと1/3程度は削ることになりました。

最初に煮沸などの手間をなくした結果、不要な氷が多くなってしまうのは致し方ないかな、、、と思って、割り切って作っています。

こうやって写真でみると、勿体ないんですけどね。。。


早速、ハイボールで

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私の目的は「ハイボールを美味しく呑むこと!」なので早速、ハイボールで頂いてみます。

氷の大きさはアイスピック(たこ焼きピック)である程度の大きさに加工していきます。

私はいつもハイボール用のグラスが決まっているので、ある程度、ハイボール用の大きさで氷を作っておきます。

ただ週末はロックで飲む場合もあるので、大きめの氷も2,3個キープしていますね。


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ウイスキーをワンショット注いで炭酸水を入れます。

写真が下手くそなので分かりづらいのですが、透明な氷が沈んでいます。

いつもの氷だと氷が溶けていくに従って、多少、カルキなどの雑味が感じますので味を損ねてしまいますが、透明な氷は味に変化がありません。

また、白く濁った氷はカルキなどの不純物や二酸化炭素が含まれているため、氷が溶けやすいですが、透明な氷は溶けにくく、長く冷たい状態をキープできます


次にロックで

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ロックで頂く際はやはり大きめのゴツゴツした氷がいいですね。

丸氷もお洒落で溶けにくいため、ロックには持ってこいですが、岩のような形をしたロック氷は夏の季節に合っている気がします。(私だけでしょうか)

丸氷に比べると氷の解ける速度は速いのかもしれません。ただ、自分で氷の大きさを決めることができますので、今回の写真の大きさだと1時間ぐらいゆっくりとウイスキーを愉しむことができますよ。

このぐらいのロック氷はスーパーでも売っていないので、板氷を買ってアイスピックで削る必要があると思います。


まとめ

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普通に氷をスーパーで購入すれば1Kgあたり200円ぐらいで購入可能だと思います。

1Kgあたり200円ぐらいのものだと、比較的氷のサイズが小さいのでハイボールにしても小さいな氷を大量にグラスに入れることになります。

どうしても氷の個数が多いと角が多くなるので氷の解ける速度は速くなります。

また、サイズの大きなロック氷はなかなか手に入らないので、自身で作ってみるのも楽しいと思います。

自分で作るのがいいのか、それとも買ってきたほうがいいのか、それとも気にせず製氷機の氷を使うのがいいのか、それは人それぞれですので、一番コスパが良くて、美味しく、楽にウイスキーが飲める方法が見つかれば良いと思っています。

とは言いつつも、私もキッチンボール氷が追いつかないので製氷機の氷もバンバンつかってますが(笑)。

これから夏本番ですので、愉しいウイスキーライフを送っていきたいと思います。では。



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Posted bywhiskydiary