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ジョニーウォーカー15年「緑」の次に飲んでみるスムースで華やかな味わいのウイスキー「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」

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前回は「ジョニー・ウォーカーグリーンラベル 15年」についてご紹介致しました。約1週間ぶりのブログ更新となりますが、今回は『緑の次はコレっ!!』ということで「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」についてご紹介します。

「緑の次は青ではなく金」という色の優先度で行くと、ゴールドの前に青があるだと、という気がしますが、ジョニーウォーカーでは青が一番上になりますので、次は「金」をご紹介します。

Amazonでは「緑」と「金」では金額差はそこまで大きくなく、どちらも4,000円代で購入可能です。公式HPでは緑の次に金となってますので、「金」の方が順番としては上なんでしょう。。。

「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」もAmazonで5%オフで購入できたため、約4,000円程度で購入できました。ありがたや、ありがたや。






ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブについて

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「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」ですがこちらは「緑」と違い、グレーンウイスキーもブレンドされた、ブレンディッドウイスキーです。

黒=12年、緑=15年、プラチナ=18年となりますが、「金」は年数表記がありません。年数表記がないものは「赤」や「青」も年数表記がありませんが、熟成年数にこだわらず、スムースで華やかな味わいを追い求めた結果、年数が短いものでもブレンドされています。

仮に15年表記をする場合、1つでもブレンドする原酒が15年以下であれば15年という表記はできません。

「金」や「青」に年数表記がないものは15年以上の長期熟成原酒の他に比較的短いウイスキー原酒も使用されているため、年数表記がないようです。



「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」も2015年サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションの最優秀金賞4回やIWSC、WWAなど、世界的な賞を複数回受賞している評価の高いウイスキーです。


緑と金の比較

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公式HPの資料を見ると、「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」と「ジョニー・ウォーカーグリーンラベル 15年」はリッチ(Rich)度では同じ位置にいます。

「ジョニー・ウォーカーグリーンラベル 15年」はピートの効いた麦芽を使用しているため、スモーキーな香りが強いですが、「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」はアンピーテッドの麦芽を使用した原酒をブレンドしています。

ただ「ジョニー・ウォーカーゴールドラベルリザーブ」でも僅かですがスモーキーな香りが漂い、余韻に重厚感を与えています。これがブレンダーの技術なんでしょうね。


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ちょうど「緑」と「金」の両方が手元にありましたので2つを比べてみたいと思います。
まずは正面下に張られているラベルには「緑」にはISCやIWSCの受賞を意味するシールがありますが、「金」にはありません。ちなみに「ストライディングマン」のシールですが、色が違うように見えますが、光の加減で色が変わります。実際は同じシールのようでした。。。


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瓶の大きさですが、高さはほぼ同等です。
キャップは「緑」も「金」もコルクキャップですので高級感がありますね。また、瓶の根本にはEST1820と創業年が記載されています。
1820年にスコットランド南部のキルマーノック(Kilmarnock)の地で当初は食料雑貨店として創業し、1830年頃からウイスキー製造を開始してますが、操業した年を記載しているようですね。


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続いてウイスキーの色ですが、こちらは「金」の方が琥珀色の濃さが強いですね。
「緑」は綺麗な琥珀色ですが、「金」は少し赤みがかった感じです。シェリー樽原酒のような濃いウイスキーも使用されているのでしょうか?。
気になる点としては瓶底の厚さです。実は「緑」の方が少し瓶の底に厚みがあるんですね。。。
ウイスキーの瓶って重さやガラスの厚みがあるほうが高級感があると思うのは私だけでしょうか。。。


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ウイスキーの瓶ですが、左が「金」で右が「緑」です。
「金」の方がなで肩で女性的、「緑」の方が男肩でがっちりしています。まあ、「緑」の方が瓶底に厚みがあるので、容量の関係で大きさに違いがあるようですね。


まずはストレートで

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まずはストレートで頂いてみます。
香りは蜂蜜・花のようなフレグランスの香りとフルーツの蜜のようなハニーフレーバーがあり、甘めのウイスキーですが、ほんの微かにスモーキーな香りも漂ってきます。12年の「黒」と比べると甘い香りの中に微かなスモーキーさもあり、重厚で複雑な感じです。

15年の「緑」と比べると甘さが際立ちますが、蜂蜜・花のような香りとフルーツ香もあり、「緑」と同様、複雑で幾重にも香りが重なり、かなり複雑な印象

味わいはクリーミィでかつスムース。少しだけアルコールの刺激が舌に感じますが、甘く繊細な香りと味わいだと思います。

「金」はスモーキーなウイスキーが苦手な方でもすんなりと受け入れてもらえるウイスキーだと思いますので、ウイスキー初心者の方などは是非お勧めです。


次にハイボール

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さて、続けて私の大好きなハイボールです。
今回はウイスキーと炭酸水を1:3で頂いてみます。私の中では濃いめのハイボールになりますが、前回の「緑」は1:3ぐらいがちょうどよかったので、今回は最初から1:3で頂いてみます。

ハイボールにするとスモーキーな香りが強くなります。ただし、フレーバ香を邪魔しないぐらい微かな香りです。これはいいですね~。

味わいはキーモルトがハイランドのクライヌリッシュですので、少しスモーキーな香りの後に、ハチミツのような香りと甘みが広がります。エステルな香りもあり、全体的に華やかな印象です。

食中酒としてはかなり食事が限定されてしまう印象がありますので、食後にゆっくりとスイーツと一緒に頂くと相性も良く、美味しく頂けると思います。チョコレートやバニラ系アイスとの相性はよさそうですね。来週末あたり、アイスと一緒に頂いてみます!


最後にロックで

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最後にロックです!。
ロックにするとスモーキーな香りは落ち着きます。代わりにフローラルな香りが立ち昇り、その後、ハチミツの甘い香りが続きます。

最初は全体的に蜂蜜の甘みがメインの味わいですが、加水が進むと青りんごやレーズンっぽさがでてきます。

ロックで頂く場合、氷をグルグル回して加水するより自然と氷が溶けていく様を見ながらゆっくりとウイスキーと水を混ぜていくほうが、味わいや余韻の変化がわかりやすく面白いと思います。

甘く華やかなウイスキーであれば「緑」より「金」。何んとなくですが、先に「金」を頂いてから「緑」に入ったほうが、ウイスキーのクセが徐々に強くなるのでお勧めです。


まとめ

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ジョニーウォーカーの中では真ん中あたりに位置する「金」ですが、ウイスキーをこれから飲まれる方などは下手に安いウイスキーをロックやストレートで頂いて毛嫌いするよりは、ジョニーウォーカー「金」を一杯だけ頂ければウイスキーの奥深さと美味しさが分かりやすいと思います。

「黒」や「緑」、そして「ダブル黒」と比べるとスモーキーさはかなり落ち着いています
その中で「甘い香り」、「エステルの香り」、「穀物の香り」、「樽の香り」、「スモーキな香り」など複雑で繊細な部分は日本人にも合う香り、味わいだと思います

※「ウイスキーの代表的な香り」テイスティングノート(@mokenzyの記事はhttps://whiskydiary.com/blog-entry-123.htmlを参照ください。

「金」も実売価格だと4,500円前後と、値段だけみると決して安くはない値段ですが、ハイランドのクライヌリッシュを中心とした原酒で構成されており、現在高騰している日本のウイスキーと比べると安価ではないでしょうか。週末ゆっくりとウイスキーライフを愉しみたい方には是非オススメです!


簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
香り
Fruity 4
ボディ
Rich 4
コスパ
Cost 3
お勧め
Rec 4


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Posted bywhiskydiary