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Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」 ウイスキートーク福岡2019の限定ボトルが当たったので、いざ開栓!!

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とりあえず今年の目標であったブログ開始からトータル100本は達成できたので、ブログ更新をだいぶサボっていた今日この頃。
一度サボり癖が付くとなかなか元に戻せなくなるため、ここらで気合を入れて一発朝からブログを作成開始。
今回の題材は何にしようかな~と考えた結果、珍しいボトルを買った(というよりは当たった)ので、そのウイスキーについて記事を起こすことにしました。

今回は2019年6月に開催された【第10回ウイスキートーク福岡】の際に応募していた、Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」限定ボトルが当たったので、こちらについて記事を書いていきたいと思います。

いざ開栓!!。







ウイスキートーク福岡について

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ウイスキーの話をする前にまずは「ウイスキートーク福岡」について少し触れておきます。

「ウイスキートーク福岡」は今年10周年ということで福岡で開催されるウイスキーイベントとしては最大級のものになります。

2019年は第10回ということで人手も多くなると想定してましたが、今年から1,800人限定のイベントとなっており、入場チケットは早い者勝ち
私も販売翌日にはネットで購入手続きを終えていました。

イベント当日、開場前40分には現地に到着しましたが、すでに長蛇の列。中には海外から来られた方もいらっしゃいました。ウイスキーに国境はないですね。

「第10回ウイスキートーク福岡」では有料セミナーには参加しませんでしたが、無料セミナーに3つほど参加でき、とても貴重で愉しい時間を過ごすことができました。

会場の雰囲気については下記に記載している「ブログ」と「アルバム」を参照頂ければ何となく会場の雰囲気やどんなウイスキーが試飲できたのか?などが伝わると思います。

※参照:ウイスキートーク福岡2019のブログはこちらをご参照ください。https://whiskydiary.com/blog-entry-125.html

※参照:ウイスキートーク福岡の写真はこちらをご参照ください。https://whiskydiary.com/imgs/20180626wpQHC1Bn/



Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」について



今回ご紹介する『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』ですが、「ウイスキートーク福岡2019」で販売される限定ウイスキーです。

限定ウイスキーですので転売ヤーなどが買い占めに来るイメージがありますが、「ウイスキートーク福岡2019」ではすべて抽選で販売が行われます

会場に入ってから抽選用紙に記入して提出するので、会場内にいる間であればいつでも抽選用紙を提出することが可能です。抽選用紙には入場時にもらう「入場カード」に記載された番号も記入しますので、多重申し込みもできません。このようなシステムは本当にありがたいですね。

私は今回、『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』と『マルス信州蒸溜所「太陽と鳳凰第5弾」』の2本がめでたく当選しました!!!。ただ、出費は40,000円と私にとってはとても高価な部類に入るウイスキーを購入することになりましたが、後悔はしてません!!!。

折角なので「ウイスキートーク福岡2019」で抽選販売された商品について下記に記載しています。


※商品名をクリックすると「ウイスキートーク福岡 プロダクトページ」にリンクしています。
画像 製品名 概要       
「月と失われゆく動物」シリーズ第9弾 
蒸留:2010年
ボトリング:2018年
度数:62.3%
価格:21,500円(税込み)
マルス信州蒸溜所「太陽と鳳凰第5弾」 
蒸留:2013年
ボトリング:2018年
度数:55%
価格:21,000円(税込み)
Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」 
蒸留:2006年
ボトリング:2018年
度数:52.5%
価格:18,500円(税込み)
パトス(Pathos)第2弾「トマーティン2011」 
蒸留:2011年
ボトリング:2019年
度数:不明
価格:9,700円
夜と冒険第6弾「アイリッシュシングルモルト2002」 
蒸留:2002年
ボトリング:2018年
度数:48.6%
価格:20,900円
熊本城復興支援ボトル「キャンベルタウン2014」 
蒸留:2014年
ボトリング:2018年
度数:58.5%
価格:7,560円
BIG PEAT The FUKUOKA Edition 
蒸留:不明
ボトリング:不明
度数:50%
価格:10,800円(税込み)

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『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』と『マルス信州蒸溜所「太陽と鳳凰第5弾」』は8月中に当選者に配送

『パトス(Pathos)第2弾「トマーティン2011」』と『夜と冒険第6弾「アイリッシュシングルモルト2002」』と『​熊本城復興支援ボトル「キャンベルタウン2014」』は9月中に配送予定。

『秩父蒸留所「月と失われゆく動物」シリーズ第9弾』と『BIG PEAT The FUKUOKA Edition』は10月中に配送予定。


さて、本題の『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』ですが、ウイスキーラベルがちょっと特殊です

Prayerシリーズは毎回、変わったラベルを使用されているのでお時間があればウイスキートーク福岡のプロダクトページをご参照ください。

ラベル原画は、奥村完奈氏による「春を待つ」というもので、今回の『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』を選んだ理由としては「カリラが好き」ということと「ラベルが独特で珍しい」という理由で応募しました。

奥村完奈さんは福岡出身ということで福岡で活躍されている銅版画家です。

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まずはストレートで

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それでは早速、頂いてみます。

1万円を超える価格のボトルなど開けることがなかったのでちょっと緊張します。

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キャップは至って普通のコルクキャップですね。瓶もコルクも汎用品だと思いますが、今回大事なのは中身とそしてラベル!!!。

まずはグラスにハーフショット注いでみます。

スモーキーさの中にフェノールの香りと微かにハーバルの香りが漂い、アイラウイスキーの個性を感じます。

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色は薄い黄金色ですね。通常のカリラ12年よりも少し色が薄い印象です。

グラスの内側に流れるウイスキーを見てみると少しづつ下に垂れてきますので、そこまでアルコール度数や粘度の高い感じはしません。

味はしっかりしたスモーキーな香りが広がり、その後はフルーティな味わいが広がっていきます。鼻へ抜けていく香りは、ピートの効いたスモーキーな香りの後に、フルーティでありながら少しドライなアイラらしいスモーキーさが抜けていきます。

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折角なので少し加水してみました。お水を一滴入れてみると、香りが広がり、よりフルティーさが全面にでてきます。さらに今回はトワイスアップで頂くためにスプーン1杯、約10mlのお水を足してみました。

トライスアップにすることでスモーキな香りが落ち着き、フルティーさが更に全面にでてきます。トワイスアップだとみずみずしい青リンゴやチョコレートの味わいが感じられます。

個人的には加水して頂くのがお勧めですね。


毎回、香りについては分類が難しいので簡略化した表を下記に記載しています。

「ウイスキーの代表的な香り」テイスティングノート(@mokenzy版)
ピートの香り スモーキー
フェノール
エステルの香り フルティー
フレグラント(花)
穀物の香り モルト(麦芽)
トウモロコシ
酵母の香り イースティー(パンの発酵)
海草
乳製品の香り クリーミー
チーズ
ハーバル(草様) 干し草
スパイシー
甘い感じ バニラ香
蜂蜜香
樽の香り ウッディ
シェリー樽の香り


次にハイボール



次は私の大好きなハイボールにしてみました。

高価なウイスキーにハイボールとは勿体ない、とか言われそうですが、好きなものは好き。自分の好きなように飲み方、割合で飲めるのが、家呑みの醍醐味ですので、自由に作っちゃいます。


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今回はウイスキーと炭酸水を1:3.5で割ってみます。やや薄目のハイボールにしてみました。

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元々淡い黄金色でしたので炭酸で割るとかなり色味がなくなり、ほぼ透明に近い色合いです。

ただ香りはスモーキーさが全面にでています。その後、少しフルーティな香りも漂ってきますが、炭酸水によってかなりスモーキーな香りが立ち昇ってきます。

味わいは一言で言えば「うまい!!!」

そこまで強いピート香ではありませんが、微かな潮の香り、そして、柑橘系の酸味が続きバランスが良いと感じます。特に後味がフルティーな香りで締めくくられるため、とてもすっきりとした印象です。

カリラのハイボールはお勧めですよ


最後にロックで

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最後はロックで頂いてみました。グラスはお気に入りの「生涯を添い遂げるグラス ロック トランスペアレント」です。

一度落として割ってしまったのですが、生涯保障ということで無償で修理(というかグラス交換)して頂きました。ただし、送料は必要となりますので、ご購入を検討される方はご留意ください。

まず香りですが、氷で冷われていますのでスモーキーな香りは落ち着きます。味わいはストレートと同様、ピートの効いたスモーキーな香りの後に、フルーティさと少しドライな感じです。ただ、加水されていくごとに甘みが表にでてきますので、香りや味わいの変化を愉しむにはロックが最適ですね。

長い時間頂いても腰が砕ける感じはしないので、最初はガツンとした味わい、後から柔らかなな甘みを感じられる味わいと色々な表情が楽しめます。


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今回、おつまみも色々と試してみたのですが、ストレートやロックだとサラミ系が良く合いました。たまたま手元にあったカルパス(子供のおやつで買ってたものですが、、、)があったので食べてみたのですが、スモーキーさと潮の香りに良く合います。

もちろん、チョコレートやナッツ系も相性はバツグンですが、手ごろな価格で頂けるサラミ系だとカルパスは非常に優秀だと思います。思わず20本ぐらいパクパクと食べてしまいました。。。


まとめ

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まとめとしては「カルパス美味しかった」となりそうですが、『Prayer(祈り)第7弾「カリラ2006」』が美味しかった、そして愉しかったということです。

創業は1846年ですが、シングルモルトとしての販売は2001年からという事でアイラ島の中ではシングルモルトとしてのブランドは後発になります。

カリラ蒸留所自体はアイラモルトの中で最大の生産量を誇り、ジョニーウォーカーのキーモルトでもある事から、その生産の多くがブレンドに使用されています。

ジョニーウォーカーのキーモルトですので、ジョニーウォーカーのスモーキーさの主軸はカリラなんでしょうね。ジョニーウォーカーの美味しさを考えるとカリラのシングルモルトが美味しくない訳がありません。

今回はちょっとお高いお買い物でしたが、現在一般に流通している「カリラ12年」も家に常備したい一本ですね。


簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
香り
Smoky 4
ボディ
Rich 4
コスパ
Cost 2
お勧め
Rec 2



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Posted bywhiskydiary