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1796年誕生の本格派バーボン!!OLD GRAND DAD 114プルーフ終売品を購入。はて、プルーフって何?

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whiskydiary



前回のブログの冒頭に「一度サボり癖が付くとなかなか元に戻せなくなる」という記事からスタートしましたが、今回も同じことを反省しながらブログをUPすることになりそうです。。。

前回の記事をUPしたのが2019年9月22日。

はい。3週間も空いてます。

人間、一度サボり癖が付くとなかなか元に戻せなくなってしまいますね。。。
予定では1週間に1本、ブログをUPしたと思ってましたが、続かないですね。ネタが無い訳ではないのですが、やはり元々、文書を書くことが苦手なので、どうしても避けてしまいたくなると考えています。もっと楽しく文書を書くコツを知りたい今日この頃です。

さて、愚痴を言ってても仕方がないので、今回も気合を入れてブログをUPしたいと思います。

今回もウイスキーの紹介ですが、私にしては珍しく「バーボン」のご紹介です。
以前、メーカーズマークを購入し、夏場にハイボールでガンガン飲んだことがあったので、今回もハイボールを中心に美味しく頂けるバーボンを探していました。

「バーボン」と言えば、日本だとジムジームやI.W.ハーパー、フォアローゼズ、ジャックダニエル、メーカーズマークなどが有名ですが、あまり聞いたことがないバーボンを試してみようと思い、Googleで検索していました。

Googleで調べていくと歴史はあるけど、あまり聞いたことがない、そして酒屋でも見たことがないOLD GRAND DAD(オールド・グランダッド)にたどり着きました。

OLD GRAND DAD(偉大なるおじいちゃん)とは、いったい何者なのか?

すいません。。。今回は名前だけでウイスキーを買ってみました。正直、味はあまり期待してませんでしたが、如何に?







OLD GRAND DADについて

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今回ご紹介するOLD GRAND DADですが、冒頭にも触れたようにグラン・ダッド(偉大なるおじいちゃん)と命名されています。

創業者はベーシル・ヘイデンさん。1796年に考案され、その後、孫にあたる3代目のレイモンド・B・ヘイデンさんが1882年に祖父(ベーシル・ヘイデン)の業績を讃えてオールドグランダッドと名付けたと言います。

ちなみにバーボンの定義は厳格で「原料の51%以上がトウモロコシで、アルコール度数80%以下で蒸溜し、内側を焦がしたオークの新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めし、熟成」という規定があります。オーク樽で2年以上熟成させたものがストレートバーボンウイスキーとして世に流通しています。




製法にもこだわりがあり、ライ麦の比率も使用する酵母も開放式蒸溜釜もサワーマッシュ(酸味を帯びた醪)の混合率も、そして厳しい品質管理基準も創業以来全く変わっていません。2年以上の熟成期間を掛けた本格的なケンタッキーストレートバーボンにこだわるブランドです。

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今回購入した「OLD GRAND DAD 114」ですが、樽出しから直接ボトリングされているためアルコール度数57度の強度があります。しかし、アルコール度数の強さを感じさせない滑らかでスムース、そして重厚な味わいをもつバーボンウイスキーです。

Amazonで購入しましたが購入価格としては2,799円(税込み)でした。実は80プルーフの方が3,000円とちょっとお高めで売られてましたので、114プルーフを購入した次第です。

実は私も知らなかったのですが、商品名にある114とはプルーフという単位で表されます。事項で少しプルーフについて説明したいと思います。



プルーフとは

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さて、今回疑問にあがった「プルーフ」ですが、ネットで調べてみると「アメリカやイギリスで習慣的に蒸溜酒のアルコール度数を表す際に使われる単位」との記載がありました。

普通にプルーフ(proof)だと『証明。証拠』や『校正刷り』のことを表すようですので、アルコールプルーフ (alcoholic proof)として記載します。




アルコールプルーフ (alcoholic proof)ですが、実はアメリカとイギリスでも違いがあり、アメリカ(USプルーフ)だと、アルコール度数を2倍した値となります。例えば80プルーフだとアルコール度数は40度。今回の114プルーフだとアルコール度数57度となります。測定する温度も決まっていて温度は60℉(15.5℃)で測定するようです。

続いてイギリス(UKプルーフ)ですが、ウィキペディアだと「蒸留水の12/13の密度の蒸留酒の体積密度を100とするよう定められている」とのことです。正直意味が分かりません。

どうも度数を1.751倍すればUKプルーフになるらしいです。一般的には1.75という値がよく使われるので、例えばアルコール度数40度のウイスキーだと40 x 1.75 = 70プルーフになります。良く出てくる数値として、57.1 x 1.75 = 99.98(約100プルーフ)となります。イギリス以外にもカナダもUKプルーフを使用しているので100プルーフ=アルコール57.1度と覚えておきましょう。ちなみに 温度は51℉(10.6℃)で測定するようです。


Comment
  • アメリカ(USプルーフ)・・・アルコール度数を2倍した値。
  • アルコール度数40度のウイスキーだと40 x 2 = 80プルーフ

  • イギリス(UKプルーフ)・・・アルコール度数を1.75倍した値。
  • アルコール度数40度のウイスキーだと40 x 1.75 = 70プルーフ



まずはストレートで

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だいぶ前説が長くなりましたが、ここからが本番です。

今回のバーボンウイスキーは114プルーフ(アルコール度数57度)あります。樽出しから直接ボトリングされているウイスキーですので度数もかなり高め。

しかもアメリカらしく、コルクも異常にでかい!!!。普通の倍ぐらいの直径があります。さすがアメリカ。さすがバーボン。

量も少し多めの750mlというのがちょっと嬉しいですね。


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まずはハーフショットをグラスに注いでみます。

色はやや濃いめの琥珀色

香りはバーボンらしくバニラ香が漂います。メーカーズマークよりも強いバニラの香りがグラスいっぱいに広がります。

少しだけ口に含むと度数が高いのに口あたりは非常に滑らか。ふわっと穏やかな樽香りとほんのりとした甘みが続きます。残り香も甘く余韻も長くボディーも厚めな印象です。

114プルーフ(アルコール度数57度)を感じさせない滑らかな口当たりとバニラ香と黒糖を感じさせる余韻。日本のウイスキーにはない味わいだと思います。

この価格でこの味わいは評価は高いと思います。本当に57.1度もアルコール度数あるの?って感じのウイスキーですよ。



次にハイボール

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続けてハイボールです。

アルコール度数が高いのでウイスキーと炭酸数を1:4で割ってみました。

1:4でも色も濃いめですし、香りもバニラ香が炭酸と共に上がってきます。(グラスの下が白いのはグラスを凍らせていたためです)。

炭酸多めでも腰が砕ける感じもなく、バニラの香りと甘い味わいで美味しく頂けます。ハイボールでも甘みは強く感じますので、食事は選ぶかもしれません。お肉などはちょっと合わないかもですね~。

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2杯目はちょっと濃いめのウイスキーと炭酸を1:3ぐらいで割ってみました。

こちらは樽香が強く感じ、その後、バニラ香とやや酸味のあるフルーツが感じられます。アルコールを感じさせない甘さがあるので、ウイスキーと炭酸を1:3でもグビグビイケてしまいます。

これは悪酔いしそうな予感。

おつまみはナッツ系やチョコレート、バニラアイスクリームなどは如何でしょうか。私はハイボールと黒糖くるみの組み合わせが最高だと思っています。



最後にロックで

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最後はロックで頂いてみます。

まずはバーボンの特徴であるバニラ香と甘く深い香り、その後、加水されていくとバナナ系のフルーツ香が感じられます。ガツンとした味わいから徐々にフルーツや黒糖が表れてきて、ロックも愉しく頂けます。

アルコール度数も高いのでかなり長い時間でも腰が砕けることもなく、長く余韻を愉しむことができます。



まとめ



OLD GRAND DAD 114プルーフですが、あまり酒屋では目にしない商品だと思いますので購入方法はネット通販になると思います。

Amazonだと「OLD GRAND DAD 114プルーフ」が約3,000円程度で購入できますので、珍しいバーボンを飲みたい方にはお勧めです。

個人的にはハイボール > ロック > ストレート の順番でお薦めしたいですね。

バーボンらしいバニラ香を感じるにはハイボールがお勧めですよ。

偉大なるおじいちゃんが作ったバーボンは最高でした!!!。



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ちなみにですが、、、本日は秋の夜長、「サントリーウイスキー白州NA」をロックで頂きながらブログを一所懸命書いてます(一生懸命ではありません)。

今更ながら気が付きましたが、意外にウイスキーを飲みながらブログを作るのって気分も乗って効率的な気がしてきました。

次回もこのスタイルでブログをUPしたいと思います(笑)。


簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
香り
Fluity 4
ボディ
Rich 4
コスパ
Cost 4
お勧め
Rec 3


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Posted bywhiskydiary