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アイリッシュウイスキー『カネマラ』とは。スモーキーな香りとお薬のような香り?

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whiskydiary



前回のブログでは目標のブログ掲載年間50本を再度、心に誓ったので、なんと週に2本のブログを掲載したいと思います。

と、言ってもブログ掲載4本/月が最低条件なので、まだ借金4!!!

まだ道のりは長いですが、できれば4月末には貯金がある状態にしておきたい。。。
しかし、3月末は会社の決算。ちょ~忙しいはず!

仕事の言い訳は無しにして、泣き言は言わずにブログを作っていきたいと思います。

今回は『カネマラ オリジナル』をご紹介したいと思います。







「カネマラ」について



今回ご紹介する「カネマラ」ですが、当ブログでは珍しく「アイリッシュウイスキー」です。

ブランド名「カネマラ」とはアイルランドにあるカネマラ国立公園からとられた名前です。

2014年から経営はサントリーが実施しており、「カネマラ オリジナル」の容量700mlで定価は4,200円。

アイルランドのクーリー蒸溜所で作られるピーティッドタイプのシングルモルト・アイリッシュ・ウイスキーです。

アイルランドのウイスキーの特徴は蒸溜を3回することで非常にマイルドで口当たりの優しいウイスキーが多いですが、「カネマラ」はアイリッシュウイスキーでは現在唯一のピーテッド・シングルモルトになっています。

「カネマラ オリジナル」は4年、6年、8年熟成のモルト原酒をブレンドしており、4年熟成モルトはフレッシュでピーティー、6年熟成モルトはほのかなフルーティーさ、8年熟成モルトはバーボン樽由来の甘みと、4年、6年、8年の原酒がミックスされた香味は、ピーティーさとともにフルーティーな香りが際立ちます。

麦芽フェノール値:14ppmと低いですが、香りはどんな感じでしょうか。



「カネマラ」の種類について

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今回ご紹介している「カネマラ」ですが、サントリーさんのHPでは「カネマラ オリジナル」と「カネマラ12年」の2つがスタンダード商品として紹介されています。


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「カネマラ オリジナル」は定価:4,200円(税別)。
「カネマラ 12年」は定価:9,700円(税別)と12年物になるとぐ~んと金額がアップします。

「カネマラ 12年」はAmazonでも2020年2月現在、8,960円(税込み)と私の中では高額なウイスキーに分類されます。

できれば一度は買ってみたいウイスキーではありますが、もうちょっとお安くならないかな~っと思う今日この頃です。



上記2つ以外にもAmazonや楽天では「カネマラ22年」と「カネマラピーテッド」の2種類も取り扱いがあります(2020年2月現在)。

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「カネマラ 22年」と「カネマラピーテッド」はサントリーのHPでも紹介されていないため、定価がわかりませんでした。

Web調べですが、
「カネマラ 22年」は約17,000円(税別)ですが、2020年2月現在、Amazonでの取り扱いは無し。
「カネマラ ピーテッド」は約6,000円(税別)と12年物よりはお安く手に入ります。

次にチャレンジするのであれば「カネマラ ピーテッド」が手に届きそうな価格ですね。



まずはストレートで

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早速、「カネマラ ピーテッド」を開栓してみます。

今回、ちょうど食事時に開栓していたので、娘にちょっと匂いを嗅いでもらいました。

娘1(勉強しません!)
今度のウイスキーは何買ったの?
アイルランドのウイスキー、安いやつ(と、言っておこう)。
既読
0:30
娘1(勉強しません!)
なんか変なニオイしない?
ちょっと、普通のウイスキーと違うかもよ。嗅いでみて。
既読
0:30
娘1(勉強しません!)
クンクン。。。ナニコレ、薬みたい。うわぁ、臭い。。。
ごめんね。こんなウイスキーで。慣れるとこの香りが癖になるんだけどね。
既読
0:30






どうも以前買ったボウモア12年よりも香りは強烈らしく、家族全員苦手な香りとのこと。

ラフロイグのようなヨード香や正露丸の香りに似ているのでしょう。家族からはかなり敬遠されてしまいました。


改めて、ストレートでの頂いてみましたが、香りはピート香というよりはヨード香。そうです!正露丸の香りがするウイスキーです。しかし、甘くフルーティーな香りも際立っています。複数の年数の原酒を使用しているので、香りも複雑で色々な香りを愉しめます。

ヨード香りはそこまで強烈ではなく、ピートの香りと薬品系の香りが交じり合って鼻を刺激しますが甘さも感じるのでそこまでイヤな感じではありませんが、若い原酒も多く含まれているのでアルコールの香りもあるので家族からも「お薬みたい」という表現になったと思います。


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色は黄色が強い黄金色。綺麗な黄金色と言ったほうがいいでしょう。

続けて味ですが、口に含むとスモーキーですが、その後、はちみつやバニラを思わせる甘味が続きます。

甘さの後に少しピリピリとしたスパイシーさ、ドライ感が余韻として残ります。複雑で余韻のあるウイスキーだと思います。

個人的な意見になりますが、ラフロイグに行く前にカネマラを飲んでおくとラフロイグの強烈な香りにも動じなくなるのでは?と思っています。



次にハイボール

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今回は先に結論から。
一番好きな飲み方は「ハイボール」でした。ハイボールにするとスモーキな香りが立ち上がり、口に含むと甘さの後にスパイシーさもあり、とても美味しく頂けました。これはお勧めです。




ハイボールですが、ウイスキーと炭酸を1:3.5で割ってみました。

香りはヨード香が落ち着いていて、どちらかといればスモーキーな香りが立ち昇ります。その後、ハチミルのような甘さも感じられ、ストレートとは違った表情を覗かせます。

味わいはハチミツのうような甘さの後に少しピリっとするスパイシーさもあり、ハイボールにすることでとても飲みやすい印象です。

ウイスキーは食事の際にいつも頂くのですが、「カネマラ オリジナル」はお肉料理に良く合います。甘さがあるので、お肉にはちょっと?と思われそうですが、塩、コショウの効いたお肉料理には相性がよかったです。おそらくトンテキなどのタレの効いたお肉料理でも相性はいいと思います。一度お試しあれ。



最後にロックで

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最後はロックで頂いてみます。

香りはヨード香ですが、加水が進むとハチミツのような甘さが表にでてきます。

少し口に含むとハチミツのような甘さと少しバニラのような香りが鼻から抜けていきます。そしてピリっとしたスパイスの刺激も残り、複雑で余韻もあるウイスキーだと思います。


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ロックだと最初に感じる香りと加水が進んだ後の香りに変化があり、ゆっくりと味わうには面白いウイスキーです。ハイボールだとグビっと飲んでしまいがちですが、ロックだと加水を愉しみながらゆっくりと味わえると思います。



まとめ



ノンエイジの「カネマラ オリジナル」ですが、4年、6年、8年の原酒を使用しており、価格は4,000前後ですので、香りや味わいを考えるとお買い得なウイスキーだと思います。

まとめとして「カネマラ オリジナル」ですが、個人的な飲み方としては以下をお勧めします。

Comment
  • 第一位:ハイボール(1:3.5)
  • 第二位:ロック
  • 第三位:ストレート


すでに結論は書いていましたが、私の好きな飲み方としてはハイボールをお勧めします。

ハイボールもロックも香りと味わいのギャップが面白く、ヨード香の後に来るハチミツのような甘さが癖になります。

アイリッシュウイスキーの特徴でもある、スムースな口当たりとは違いますが、とても美味しく頂けるウイスキーだと思いますので、是非、お勧めしたい逸品です。



簡単ですが、私の独断と偏見での評価を入れています。ご参考までに。(5段階)
香り
Smoky 4
ボディ
Rich 3
コスパ
Cost 4
お勧め
Rec 4



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Posted bywhiskydiary